国内局受信テクニック(香川県にて、1970年頃)

北海道放送 1287kHz 札幌本局は強力で受信は容易。特に冬季は3時過ぎから北海道方面が日没になる時間帯、近隣の朝鮮、中国局が聞こえる前に混信もなく入感してくる。また、たくさんある中継局もほとんど受信可能である。1287kHzとのパラチェックを使うと良い。当局に限らず、良い小型ループアンテナを用いれば、国内の放送局(100W以上)は混信さえなければ、良好に入感するはずである。

札幌テレビ放送 1440kHz 香川県では西日本放送のサイドの混信がある。電波自体は強力で北海道放送と同程度である。

青森放送 1233kHz 長崎放送と混信しながら入感している。やや長崎放送に押さえられているが、じっくり聞けば十分確認可能である。

岩手放送 684kHz 同周波数にNHK長崎第1放送が出ているが、他に日本語民放局がないので容易に確認可能である。

東北放送 1260kHz 比較的良好に入感する。

秋田放送 936kHz 香川県では圧倒的に同一周波数の宮崎放送に押さえられている。十分聞き込んだ事がないが、まだ香川では確認できていない。旅行先の東京で聴いたら、宮崎放送を押さえて入感していた。

山形放送 918kHz 入感しているが香川県では未確認である。

ラジオ福島 1458kHz, 郡山 1098kHz 香川県では郡山局が容易に確認できる。

東京放送 954kHz 受信は容易である。

文化放送 1134kHz 受信は容易である。

ニッポン放送 1242kHz 海岸寄りに送信所があるせいもあり電波の伸びは素晴らしい。昼間の受信の西の限界は大阪付近とされているが、香川県東部でもループアンテナ使用により、真夏の日中でも入感しているのが確認できた。もちろん、夜間は安定して受信できる。

栃木放送 1530kHz 香川では、まだ未確認。

茨城放送 1197kHz 同じ周波数に民放の中規模電力局がいくつか存在するが、夜間、混信を伴いながらも入感している。

RFラジオ日本 1422kHz 同じ周波数の日本語局は他にないので確認は容易だが、中国局の混信がある。

新潟放送 1116kHz 南海放送や中国局が強く確認は難しい。放送終了時刻を狙うのがいい。

信越放送 1098, 松本 864kHz 香川県では、松本局が日中より入感している。以前、高校野球の地方大会の実況を聞いた事がある。

山梨放送 765kHz 昔は楽に受信できていた記憶があるが、最近は山口放送や中国局の混信があり受信はかなり困難である。

静岡放送 1404kHz 夕暮れ時に比較的良好に受信できる。日中の受信は未確認。

北日本放送 738kHz 受信可能だが、中国局の混信を伴う。夕暮れ時の中国局が聞こえてくる前に受信するとよい。

北陸放送 1107kHz 比較的近い局だが、安定した受信が困難である。

福井放送 864kHz 香川では日中でも受信できる。

中部日本放送 1053kHz 日中から安定して受信可能である。

東海ラジオ放送 1332kHz 日中から安定して受信可能である。

岐阜放送 1431kHz 香川での受信は和歌山放送に押されて受信は困難である。以前、大阪に住んでいた時にループアンテナで分離して受信できた。ループアンテナで和歌山放送の受信レベルの最低の方向にセットするのがコツである。

近畿放送 1143kHz 少しレベルが落ちるが、安定して受信できるわりと遠方の局という事もあり、子供時代にはいつも聞いていた放送局である。当時のKBSは京都放送の略であった。

毎日放送 1179kHz 在阪局は四国東部一帯では地元局並みに受信できるが、香川県でも非常に強力である。東部ではTV(4ch)も実用レベルで受信できる。

朝日放送 1008kHz 非常に強力に受信できる。

大阪放送 1314kHz 非常に強力に受信できる。高校時代には深夜放送で、人気が出始めた頃の笑福亭仁鶴さんの少しHな番組を聞いていました。

ラジオ関西 558kHz 数十km離れた淡路島から放送されており、準地元局という感じ。低い周波数と相まって,昔から印象に残っている局です。

和歌山放送 1431kHz 初めて聞いたのは中学校の遠足で鳴戸へ行った時のポータブルラジオです。帰ってラジオをつけたら家でもかすかに受信できたのを覚えています。BCLのきっかけになった局かも知れません。ループアンテナの使用によりかなり強力に受信できる。

山陰放送 900kHz 香川県では昼間に同一周波数の高知放送と混信しているが受信可能。両局とも南北方向なので、ループアンテナを使用しても分離は困難である。

山陽放送 1494kHz TVでは、香川・岡山は相互に電波が飛び合うので、岡高(おかたか)地区として2県に民放5局が割り当てられています。ラジオの方も強力に受信可能。特に中継局を含めてすべて同一周波数による同期放送をしているためもあり、20KWクラスの電波が出ている感じである。

中国放送 1350kHz 日中から受信可能であるが何となく電波の伸びが悪い感じがする。福山局もかなり強力に入感する。

山口放送 765kHz 日中から受信可能。

四国放送 1269kHz 香川県東部を中心に非常に強力。一方、四国放送TV(1ch)は讃岐山脈に遮られて、新聞のTV欄に番組が載っているもののほとんど受信は不可能である。(徳島市から北西方向には指向性を下げているのかも知れない。)TVの香川版にはどの新聞も四国放送が載っているが、実際には受信不能だしJNN系列は地元の西日本放送があるので、実質上は無駄である。

西日本放送 1449kHz 地元局で非常に強力であるが、夜間は香川県内でも近隣諸国の混信を受けている。

南海放送 1116kHz 同じ四国だが松山からの電波は届きにくいようである。もちろんループアンテナを使用すれば、十分受信できるが、番組を楽しむほどではない。

高知放送 900kHz 香川県では昼間に同一周波数の山陰放送(米子)と混信して受信可能。山陰放送よりいくぶん強く入感しているが、高い四国山地に遮られて距離のわりに電波は弱い。

RKB毎日放送 1278kHz, 北九州 1197kHz 日中の受信は未確認。夜間は安定して受信できる。

九州朝日放送 1413kHz, 北九州 720kHz 日中の受信は未確認。夜間は安定して受信できる。

長崎放送 1233kHz 夜間入感しているが、番組を楽しめる状態ではない。

熊本放送 1197kHz 夜間入感しているが、番組を楽しめる状態ではない。

大分放送 1098kHz ループアンテナを使用すれば、香川東部でも日中から何とか受信可能。この局も日中に楽しめる西の限界であり、比較的よく聞いたことがある。

宮崎放送 936kHz 太平洋側を中心に電波の延びがよい。昼間でも静岡西部まで受信可能。香川県でもループアンテナを使用すれば昼間の受信が可能である。1981年に現在の周波数に変更される前は、受信が難しかった局である。

南日本放送 1107kHz 出力は20KWだが離島向けに南の指向性があり受信は困難である。深夜になると同一周波数の局が多く確認しにくい。夕方の日没直後でまだ海外局の聞こえない時間帯にねらうと良い。北陸放送などと混信しながら、野球中継でも鹿児島のスポンサーのCMが頻繁に出て確認可能である。

琉球放送 738kHz 北日本放送と混信しながら、かすかに聞こえている。

ラジオ沖縄 783kHz 最近は受信したことがないが、以前は北朝鮮局が停波した3時過ぎの終了アナウンスが明瞭に受信できた。

(補足)
四国山地の山の谷間では、周囲の高い山の陰になるのか比較的回折の大きい中波の電波も全く届かないようなところがあります。剣山の登山で経験しましたが、ラジオが全く受信できず壊れたのかと思いました。尾根に出ると状況は一転します。かつて、まだFM局の少なかった頃ですが、石鎚山頂(1981m)でラジオのダイヤル一面でダイアルをどこに回してもNHK-FMが受信できた記憶があります。
説明の中に出てくるループアンテナは中波放送受信用のスモールループと呼ばれるもので、バリコンで同調させると受信感度が飛躍的に向上する、ループ面に沿った強い指向性があり同一周波数の方向の異なる局の分離能力に優れたもので中波ラジオ用のバリコンさえ入手できれば簡単に自作できます。