1977年当時の海外放送局受信音集(中波・短波)

私のBCL歴は中学生だった1963年頃(東京オリンピック前)、ロングワイアーアンテナを張って香川県から国内の中波放送局を聞き始めたのが始まりでした。もちろん経済的な余裕もなく、ラジオは昔から家にあったごく普通の真空管式の中波ラジオでした。この趣味も大学進学とともに一時遠ざかっていましたが、1970年の大阪万博以降、徐々にBCLブームが広がってきました。就職してから1976年に発売されたナショナルのRF-2200(クーガー、写真参照)を購入、その後10年間ほど熱中したものです。次第にNHKが24時間放送を始めたりで、受信環境が悪化、BCLブームも去っていきました。
1977年前後の中波局、短波局の受信音テープと受信ログ(完全には揃っていないが)がかなり残っています。その中から珍しそうなものを中心に少しずつ公開していきたいと思います。
私自身、かなり中波DXにのめりこんでいたもののこの道では所詮初心者に過ぎず、信じられないような受信記録を残されたベテランの方々が大勢活躍されていました。日本国内でのドイツの小電力中波局とか、南米の中波局とか・・・。そんな私の資料ですが、今となっては比較的珍しいと思われます。楽しんで下さい。受信環境は厳しくなっていますが、BCLという趣味を若い人たちに引き継いで頂くとうれしいです。
なお、海外中波局の受信は、電波の伝搬状態に大きく左右されます。偶然訪れる受信状態のいい日に巡り会って始めて、遠方の局が受信できます。また、いい状態の日に巡り会えば(「今朝は中近東方面のルートが開けた」というふうに使います)、ごく普通のラジオでも十分、受信は可能です。短波放送と異なり中波の場合は、驚くほど朗々として安定した受信も可能です。

  受信地:大阪府豊中市
受信機:ナショナル RF-2200(Couger)
アンテナ:自作スモールループ または ナショナル RD-9170(ループアンテナ)
比較的、閑静な住宅地でしたが、都会ですのでややノイズレベルが高いと思います。

Scriptに問題があるようで現在、ダウンロードできません。
(改善策検討中です 2016/12/27)

局名 受信地 周波数 日時 SINPO 公開日 MP3ファイル容量
1 Voice of Malaysia
(マレーシアの声のフィリピン向け海外放送)
豊中市 1475kHz 1977.9.16 21:30頃 34433 2002.12.15 1.00MBytes
2 Radio Monte Carlo Cyprus
(ラジオモンテカルロ = キプロス)
豊中市 1232kHz 1977.10.26 2:00頃? 44433~
32322
2002.12.15 0.93MBytes
3 AFNT
(American Forces Network Taiwan = 台湾)
豊中市 1550kHz 1977.??.?? 1:00頃 44343 2002.12.15 1.08MBytes
4 DYLA
(DYLA = フィリピン)
5 KTWG
(KTWG = グアム)
6
7


1. Voice of Malaysia(マレーシアの声)
 21:30 軽音楽(ポールモーリア等)
 21:59 局名アナウンス ”スアラ・マレイシア”
 22:00 国歌
 22:01 Sign Off(放送終了)
周波数が1475kHz、フィリピノ語(?)、放送終了が22:00(JST)、"Suara Malaysia"のID、ループアンテナの方向が南西で感度最大により、Voice of Malaysiaのフィリピン向け中波海外放送と確認した。
数分間隔の大きいフェーディング(信号強度の変化)を伴っていた。21時30分よりの受信だが、何時頃から入感しているかは未確認。
当時、日本国内は10kHz単位の周波数割り当てだったため、1470kHzのKBS、1480kHzのNHKのかすかな混信を伴っていたが、ちょうど合間の周波数だったため、良好に受信できたものです。また、地図でマレイシアからフィリピン方向の線を延長するとちょうど日本に向いているように、電波の指向性も最適だったのが幸いしたと思われます。
受信音は21:58頃からの放送内容が入っており、「スアラ・マレイシア」という女性アナウンサーの局名アナウンスも確認できます。

2. Radio Monte Carlo Cyprus(ラジオ・モンテカルロ キプロス中継局)
中近東方面の状態のいい日の受信例です。
電波はきわめて強く、安定しています。受信音には、偶然にも日本のアイワのラジオカセットのCMが入っています。それに続いて、「RMC、ラジオ・モンテカルロ」の局名アナウンス、三点鐘の時報と続いています。
中近東では、1413kHzのBBCオマーン中継局も九州朝日放送が停波中によく受信できていました。

3. American Forces Network Taiwan(AFNT = 台湾)
米軍のAFRTS(American Forces Radio and Television Service)配下にある台湾の放送局です。日本でもFEN(Far East Network)でおなじみです。
24時間放送の局ですが、受信音は現地の日付の変わり目のもので、米国国歌につづき、「AFNT now begins another broardcast day. ~ American Forces Network, Taiwan..」と明瞭なアナウンスが録音されています。
受信は容易な方でした。